こちらも参照:Maxwell NPC
(自由だ、ついに!)”
–Maxwell
Maxwell(マクスウェル)(またの名をWilliam Carter(ウィリアム・カーター))はDon't Starveにおいて経験値ではアンロックできないキャラクターの一人です。なお、Don't Starve Together (DST)では初めから使用できます。ゲームの敵対者という立ち位置ですが、アドベンチャーモードの終盤で彼を解放してやるとThe Constantの世界に戻され、プレイキャラとして操作することが可能になります。見た目も頭身が縮まり普通のお洒落な人間の姿へと戻ります。
彼は影の扱いに長けており、コーデックス・アンブラを使って自身の影の分身を生み出すことができます。またゲーム開始時から有用な武器、防具、アイテムを所持しています。体力は75とかなり低いですが、それを補って余りある正気度回復能力を持ち合わせています。従って、彼を使用するときはなるべく自分が前線に立つようなことはせず、持ち前の正気度を駆使して影と共に生活していくプレイスタイルとなるでしょう。
アンロック方法
メイン記事:Adventure Mode
マクスウェルのアンロックにはアドベンチャーモードでランダムに選ばれる5つのステージを乗り越えた後、最終章にて悪夢の玉座に捕らえられている彼を解放してやる必要があります。玉座の近くにある悪夢の鍵にダウジングロッドを挿し込めばその時使っているプレイキャラと入れ替わる形でマクスウェルがプレイキャラになります。
特殊能力
メイン記事:Codex Umbra
マクスウェルはそのオシャレな身なりのおかげで、正気度が自動で20/分(DSTでは6.75/分)ずつ回復していきます。また彼はゲーム開始時からダークソード、ナイトアーマー、紫色の宝石、悪夢の燃料x4と専用アイテムであるコーデックス・アンブラを所持しています。
コーデックス・アンブラはウィッカーボトムの本と似たようなアイテムですが、こちらは耐久値はなく無限に使用することができます。読むと15、悪夢の燃料2つ、正気度の最大値55を犠牲にして自身の分身「シャドウパペット」を召喚することができます。マクスウェルの正気度の初期値が200であるため、同時にパペットを召喚するのは3体まで(残り正気度35)となります。パペットはマクスウェルが戦闘をすると加勢し、採掘や伐採を行っていると作業を手伝ってくれます。戦闘でダメージを受けて死なない限りは最大2.5日まで活動してくれ、時間が来るとその場に倒れ込んで消えてしまいます。消えた際は1体につきマクスウェルの正気度最大値が55回復します。
欠点
マクスウェルは体力が75と致命的に低く、十分な防具の準備が無い限り戦闘は非常に危険なリスクを伴います。また、彼の正気度回復能力が仇となって狂気状態を維持し続ける事が難しくなっています。これは例えば、正気度を下げて悪夢の燃料を集める作業がしにくくなることを意味します。
ダウンロードコンテンツ
Shipwrecked(SW)では、シャドウパペットたちはマチェットによる伐採作業も手伝うようになります。また、海を渡れないブタなどの仲間キャラと違いマクスウェルが海上に出てもパペットたちは影でできた船に乗り込み付いて行くことができます。
Don't Starve Together
こちらも参照:Shadow Puppet または Shadow Traps
Don't Starve Togetherでは、ゲーム開始時に持っているアイテムが悪夢の燃料6個とコーデックス・アンブラのみとなっています。また、彼専用アイテムとしてMagician's Top HatとMagician's Chestが作成できます。いずれもアイテムを収納できる効果を持っていますが、この2つとシャドウチェスターは空間が繋がっており、収納枠が共有されるシステムになっています。ちなみに共有される収納枠は地下と地上で2つに分かれています。(地下に入れたアイテムを地上から取り出すことはできないということ)
コーデックス・アンブラからは「Shadow Servant」、「Shadow Duelist」、「Shadow Sneak」、「Shadow Prison」の4種類の影を召喚することができます。Shadow ServantとShadow Duelistは召喚すると正気度の最大値が15%減少します。Shadow SneakとShadow Prisonは召喚時に正気度が15消費されます。一度の召喚に付きコーデックス・アンブラの耐久値が5%減りますが、悪夢の燃料を使えば耐久値を25%回復させることができます。
Shadow Servant:木の伐採、岩石の採掘、墓穴を掘り起こす、植物を刈る、といった雑用をこなしてくれます。また、Shadow Servantにはアイテム枠が1つ設けられており、落ちているアイテムを一種類のみ集めてプレイヤーに手渡すことができます。プレイヤーがアイテムを持ちきれない場合は足元にアイテムを落とします。
Shadow Duelist:戦闘を行ってくれます。攻撃パターンは通常攻撃(20~60ダメージ)と、遠くから一気に距離を詰め剣で突く攻撃(通常攻撃の1.5倍のダメージ)の2パターンがあります。ダメージ量は召喚者の装備によって変動します。
召喚者が以下の装備を身に着けるとShadow Duelistのダメージ量が上がります。(ただし装備の耐久値が0%だと上がりません)
- ダメージ量+4:お守り系アイテム、杖系アイテム、Premier Gardeneer Hat
- ダメージ量+8:Dark Sword、Night Armor、Thuleciteで作られたアイテム、Magician's Top Hat
- ダメージ量+12:Bone Helm、Bone Armor
- ダメージ量+16:Shadow Thurible
Shadow Duelistは時間を空けず連続で敵から攻撃を受けた場合は受けるダメージ量が少し減少します。しばらく攻撃を受けずにいた場合はダメージ量は再び元に戻ります。また、召喚者が近くにおり、Shadow Duelistと一緒に同じ相手を攻撃している場合は攻撃速度が上昇します。
Shadow Sneak:地面に設置するタイプの罠です。モブが近づくと罠が発動し罠周辺にいるモブたちが15秒間パニック状態になり、動きも若干遅くなります。(ウィグフリッドのStartling Soliloquyに似ている)パニック状態の間はこちらに攻撃対象が向かないため、反撃を恐れることなく攻撃を加えることができます。ディアクロプスやツリーガードのようなボスモンスターはパニックになりません。ウサギ、バニーマン、スペラモンキーが罠にかかるとそれぞれBeardling、Beardlord、シャドウスペラモンキーに変化します。
Shadow Prison:指定した場所に檻を召喚し、モブの動きを拘束します。拘束したモブが大型であれば檻はすぐ壊れてしまいます。
ワンポイント
- マクスウェルの初期アイテムはかなり強力な物であるため、好調な滑り出しを期待できます。特に防具と剣は他の装備に比べて効果が高く、また装備時は正気度が減っていくというデメリットもマクスウェルなら大幅に軽減することができます。
- シャドウパペットを複数体召喚すると正気度の最大値も大幅に減少しますが、逆にこれを利用して長時間狂気状態を維持し続ける事が可能となります。できるだけ最大値を下げた後、防具と剣を同時に装備すれば10/分正気度が減っていくため容易に狂気状態へと移ることができます。正気に戻りたいときは装備を外せば彼自身の自己回復能力で元に戻ることができます。
- 正気度の回復能力のおかげで他のキャラだと頻繁に実行できないような行動を惜しみなく行うことができます。(例:墓穴を掘る、邪悪な花を摘む、魔法や古代のアイテムを使う、正気度が減少してしまう食料を消費できる等)
- まだ資源の揃っていない序盤にハウンドやボスモンスターと戦う時は必ずナイトアーマーを装備しましょう。ダメージを95%カットしてくれる優秀な防具です。
- ナイトアーマー、ダークソード装備+パペットの援護があれば序盤でもそこそこの戦いを見せてくれるでしょう。
- パペットを使用した戦闘は弱い敵なら問題ありませんが、中堅以上の強さを持つモブはマクスウェル本人の補助がないとパペット達はすぐに死んでしまいます。補助には氷の杖や炎の杖あたりが使いやすいでしょう。前者は敵が攻撃を行う前に使用すればパペットへのダメージを阻止することができますし、後者は敵の攻撃を止める上に相手に少しずつダメージを与えることができます。(ただし着火したまま相手が死ぬとドロップアイテムも燃えてしまうので注意)
- モブの行動パターンを把握すればパペット達を最大限活用することができます。(例:トールバードは一度ターゲットを決めたら他から攻撃を受けても対象を変えない性質を利用して、まず最初にマクスウェルをターゲットにさせ、後の攻撃はパペット達に任せれば簡単に倒すことができます)
- マクスウェルは最初から紫色の宝石と悪夢の燃料を所持しているので他のキャラよりもシャドウマニピュレーターを作成する手間が省けます。かつ、この施設があればナイトアーマーとダークソードの作り直しもできます。
- 通常、マクスウェルが伐採や採掘の作業を止めるとシャドウパペットも作業を中止します。しかし、マクスウェルが、例えばつるはしで岩石を掘る時につるはしが岩に当たる直前に別のアイテムに持ち替えるか別方向に移動して採掘行動をキャンセルした場合、パペット自身は採掘行動をキャンセルできず一度だけ余分に岩を掘る形になります。これを利用して行動→素早くキャンセルで自身の道具の耐久値を損なうことなくパペットのみに行動を行わせることができます。多少強引なやり方ではありますが、道具を作る材料が不足しておりどうしても資源を節約したい時などに役に立ちます。
- ゲームも遺跡探索ができる頃合いになればもう悪夢の燃料には困らないでしょう。地下に出現する影の怪物はナイトメアサイクルが一周すれば自然消滅し、悪夢の燃料を落とします。かつマクスウェルならば地下にいる事での正気度減少効果を打ち消すことができるため、あとは満腹度と体力のみ気にしてひたすら逃げ回っていれば容易に悪夢の燃料が手に入ります。
- マクスウェルは体力が低いのと、コーデックス・アンブラの使用時にダメージを受けるため死ぬリスクが高いです。なのでなるべく命のアミュレットを持っておくようにしましょう。同じ復活アイテムである身代わり人形はただでさえ少ない体力の最大値を減らすことになるのでおすすめできません。(一体建てるとHP45しか残らなくなる)従ってヒゲの需要はマクスウェルにはほぼ無いと言っても良いでしょう。
- DLCでは濡れ度が100になり、かつ濡れた状態のアイテムを装備してもマクスウェル自身の正気度回復量を上回ることはありません。したがって濡れ度による弊害では道具が滑る事と、凍結だけ気にしていれば良いということになります。
トリビア
ゲーム内
- マクスウェルの声はハーモニウム(リード・オルガン)です。
- マクスウェルの本名はWilliam(ウィリアム)、すなわち彼もプレイキャラの名前が「W」で始まる法則に当てはまります。
- マクスウェル(プレイキャラ)のゲームファイルの名称は「Waxwell」となっています。これはそれぞれプレイキャラとNPCのマクスウェルのデータが競合しないように付けられていると考えられます。
- マクスウェル(プレイキャラ)は、彼がリリースされる以前はファンから「Waxwell」という愛称で呼ばれていました。
- 現在マクスウェルは経験値でアンロックできない6人のキャラクターのうちの1人となっています。(他の5人はWes、Webber、Wilbur、Woodlegs、Wilbaです。)
- マクスウェルでゲームを始めた時は他キャラクターのようにお出迎えが無い代わりに起き上がった後「Freedom, at Last!(自由だ、ついに!)」と叫びます。
- 「End of the Beginning」アップデートトレーラーの最後に登場するマクスウェルは丸みを帯びたアゴをしています。しかし、ゲーム内では角ばったアゴとしてデザインされています。
- 「All's Well That Maxwell」アップデートでCodex Umbraが追加され、彼の戦闘時の音声も変更されました。
- 雷に当たると他のキャラと同様髪の毛にも骨が見られます。加えて、マクスウェルは上着の袖にも骨が見られます。
- マクスウェルは自身の頭蓋骨の画像データを持たない5人のキャラクターのうちの1人です。(他の4人はWigfrid、Walani、Warly、Woodlegsです。)
- ゲームの仕様上、NPC時のデザインに比べてプレイキャラ時のデザインはかなり頭身が下げられています。
- マクスウェルでアドベンチャーモードをクリアし悪夢の玉座に座った時、再び頭身が上がりNPCデザインに戻ります。
- 通常は暗闇で死んだ場合、モルグでは死因の欄に「Darkness」と書かれますがマクスウェルを使用している時に同じように死ぬと死因に「Charlie」と書かれます。
- 過去のバージョンではキャラ選択画面におけるマクスウェルの説明文の3つ目の文章は「Brings his own sword.(自前の剣を持っている)」でしたが現在は変更されました。
- マクスウェルはウィッカーボトムの本を使用することができます。
バックストーリー
- マクスウェルは「Don't Starve」というゲームそのものを認識している、すなわち第四の壁を破ったセリフをしばしば呟きます。例:豪華なつるはしを調べた時の「This must be game logic.(ゲームのお約束みたいなもんさ)」というセリフ。(おそらくウィルソンの「Hey, isn't gold really soft?(あの、金って柔らかいんじゃ?)」というセリフに対応している)
- マクスウェル曰く、トールバードは彼の失敗作であるとのことです。
- ウィリアム・カーター・パズルにて、ジャック・カーターの手紙に書かれている「双子」とはウェンディとアビゲイルを示していると考えられています。 少なくとも、彼女らとマクスウェルの間には何らかの関係があると考察できます。
- 関係を示唆する一例として、ウェンディがマクスウェル(NPC)を調べると「I feel a strange kinship with him.(彼とは妙な繫がりを感じるの)」と呟き、DSTにてマクスウェルがアビゲイルの花を調べると「Hm? What a familiar presence.(フム?どこかで見たような…)」と呟きます。
- マクスウェルのロード画面の説明文によると悪夢の玉座が彼にどんな影響を与えていたのかを垣間見ることができます:「Maxwell's extended reign on the Nightmare Throne altered him in ways that are not yet fully understood. He continues to rely heavily on his tome, the Codex Umbra, as a result.(謎多き玉座の力はマクスウェルを支配し、幾ばくかの変化を及ぼした。その結果として、彼はコーデックス・アンブラに大きく依存することになる。)」
- Hamletにて、Black Catのポスターはル・シャ・ノワールが元ネタとなっており、それを調べた時の「Ah, the memories...(あの時の思い出が…)」というセリフから、マクスウェルはかつてそこに通っていたと考えられます。
元ネタ
- マクスウェルという名前は「マクスウェルの悪魔」という物理科学分野の問題からきていると考えられます。
- マクスウェルの過去の「ウィリアム・カーター」、「マジシャン」という要素はおそらく20世紀初頭に実際にマジシャンとして活動していたチャールズ・カーターが元ネタであると考えられます。
- ブタの小屋を調べるとき、彼は「I'll huff and puff!(ふーっと吹いてぷーっと吹くぞ!)」と言います。これは、童話『三匹の子ぶた』からの引用です。
- ダークソードを調べた時の「Snicker-snack!」というセリフは、ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』の作中詩『ジャバウォックの詩』からの引用です。
- 玄武岩を調べた際の「I made a rock so heavy that I can't lift it.(私はその岩をとても重く作った。ゆえに、私はそれを持ち上げることはできない)」というセリフは哲学的問題である『全能のパラドックス』からの引用です。
ギャラリー
音声
通常ボイス | |
ダメージ時 | |
死亡時 | |
溺死時() | |
溺れている時 (). | |
ゴースト状態時() | |
「/pose(キメポーズ)」の感情モーション実行時() | |
「/sleepy(眠い)」の感情モーション実行時() | |
「/yawn(あくび)」の感情モーション実行時() | |
「/carol(キャロル)」の感情モーション実行時() |
脚注
キャラクター | |
Don't Starve | Wilson (セリフ ⋅ 衣装) • Willow (セリフ ⋅ 衣装) • Wolfgang (セリフ ⋅ 衣装) • Wendy (セリフ ⋅ 衣装) • WX-78 (セリフ ⋅ 衣装) • Wickerbottom (セリフ ⋅ 衣装) • Woodie (セリフ ⋅ 衣装) • Wes (セリフ ⋅ 衣装) • Maxwell (セリフ ⋅ 衣装) • Wagstaff (セリフ ⋅ 衣装) |
Reign of Giants | Wigfrid (セリフ ⋅ 衣装) • Webber (セリフ ⋅ 衣装) |
Shipwrecked | Walani (セリフ ⋅ 衣装) • Warly (セリフ ⋅ 衣装) • Wilbur (セリフ ⋅ 衣装) • Woodlegs (セリフ ⋅ 衣装) |
Hamlet | Wilba (セリフ ⋅ 衣装) • Wormwood (セリフ ⋅ 衣装) • Wheeler (セリフ ⋅ 衣装) |
Don't Starve Together | Winona (セリフ ⋅ 衣装) • Wortox (セリフ ⋅ 衣装) • Wurt (セリフ ⋅ 衣装) • Walter (セリフ ⋅ 衣装) • Wanda (セリフ ⋅ 衣装) |
削除キャラ | Warbucks (セリフ ⋅ 衣装) |
未実装キャラ | Wilton • Winnie • Wallace • Waverly • Pyro • Watricia |